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2017年12月4日

KAWAii!! MATSURi 第2日目

2013年4月21日/14:45-21:30/東京体育館

1日目が秋葉原編、2日目が原宿編という構成になっていた。もちろん僕は自分と縁もゆかりもない原宿編を選択。開演時間の1時間半ほど前に行くと凄まじい長さの列ができていた。しかもほとんどが女性というおっさんにとって完全なるアウェー状態。

そんな苦行を乗り越えてたどり着いたメインステージは素晴らしいの一言に尽きた。オープニングアクトのSilent Sirenからファッションショーを挟んでTEMPURA KIDZへの流れはとてもよくコントロールされていて演出も素晴らしかった。特にTEMPURA KIDZに至っては苦手なMCを完全に排して、あらかじめ録音された映像と音声に合わせてリップシンクするという高度な演出が施されていた。水を飲むところまでリップシンクに対応させていたのはさすがに驚いた。

また、ヒューマンビートボクサーのDaichによるボイパからの「CIDER CIDER」などダンスの面でも過去最高と言って過言ではない内容。週8回の練習というのは伊達じゃない。おそらく彼女たち(男含む)を超えるダンスパフォーマンスをできるアイドルは、現時点では存在しないと思われる。

その後サブステージに移動してJ☆Dee’Zを鑑賞。一気にステージが近くなって、しかもなかなかおっさんヲタにはお目にかかれないJ☆Dee’Zということもあってかなりの高まりだった。ドルヲタにはほとんど見つかってないけれど、完全なるSPEEDフォロワーの1つだと思う。途中で機材トラブルがあり、結果として生歌も案外いけることが判明。

続いて登場した南波志帆は思っていたキャラとは違った。もっと物静かないかにもテクノ好きそうな文系女子を連想してたんだけどねw その後、AMIAYAがやっていたのだけど、TEMPURA KIDZの物販があると思って途中で抜けたら時間がずれてしまって物販にも行けず。

このあたりから入場規制がかかるようになりSCANDALは後方支援。その後、入場規制が解けてアリーナ前方へ行くも、もう戻れないと思ってTEMPURA KIDZの物販はあきらめた。

Sスピンズのファッションショーにでんぱ組のメンバーが出ていて、ファッション誌のモデルの時とは明らかに違う野太い歓声が上がっていて、案外おっさんも混じっていたんだなと。

このあたりから会場のテンションはかなり上がっていって、SEKAI NO OWARIが登場したときに女性の歓声が最高潮に。僕が応援しているParty Rocketsの藤田あかりちゃんがこのグループの大ファンらしいのだけど、厨二病くさい歌詞とか僕自身はいま一歩理解できない感じ。ゼロ年代によくあるグループの一つくらいの認識だったけど、凄まじい人気を確保してたのね。

で、最後にきゃりーぱみゅぱみゅが登場。思ったよりもちゃんと歌ってたし、パフォーマンスもしっかりしてた。この「案外ちゃんとしてる」感じも彼女の人気を裏で支えているのかもしれない。ソロアイドル不遇の時代と言われているが、何のことはないきゃりーぱみゅぱみゅがいたというね。過剰に可愛いさを詰め込んだ彼女のスタイルはある意味でももクロと重なるやりすぎ感がある。しかし、それこそが時代性を表しているのだろう。

僕が応援していたAira Mitsukiちゃんとの比較とかし始めると話が凄まじくなってしまうので止めておくが、曲の中に取り込むパロディというかバカバカしさの追及はもう既定路線になっているのだ。そして、そこにいかにセンスを感じさせるバカバカしさを加えられるかというハイコンテクストなところに「可愛い」という要素はある。これではおっさんが理解できないのは無理もない。そして、世界においてもなかなか真似できないものだろう。

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