2017年12月23日
TAMTAM I DUB YOU TOUR 2014 -For Bored Dancers-
2014年7月15日/19:35-10:45/代官山 UNIT
出演はSour、Dry & Heavy、TAMTAM(出演順)。
最初に登場したのはSour。TAMTAMとは何度か対バンしたことがあるそうな。スリーピース、ドラムが前にいるのがインストの堅持ってやつなのかも。他にダースレイダーみたいな風貌のベースがいたのも印象に残っている。
次に登場したのが重鎮Dry & Heavyで彼らを見に来ているファンもかなり多かった。かなりハードコアな人だというくらいの前知識はあったにもかかわらず、実際に体感したその音は想定したイメージの上をいくものだった。とにかく音圧が凄い。ステージから客席に向かって押し寄せる恐怖感とでも言おうか、そういうものを感じたのは2001年エレクトラグライドでの エイフェックス・ツインのライブ 以来かもしれない。
最後にTAMTAM登場。ポップでありながらダブという唯一無二の存在。上手く言えないけど、ポップ側から見れば斜めに構えていて鼻につく感じがするかもしれないし、ダブ側から見ればポップ路線過ぎてお話にならないという印象を持たれるかもしれない。つまりどちらにも支持されない可能性を持っているのがこのTAMTAMの路線だと思う。
ドルヲタだから引っ掛かるのかどうかよくわからないが、TAMTAMの音はとても僕の心に響く。それは上で述べた両方が上手くハイブリッドされているように感じられるからだが、一方で残響のむつかしさみたいなものも感じた。
ディレイかけてある程度音を増幅させていく中で、ボーカルの声が埋もれる曲がいくつかある。音圧を上げてより強いグルーブ感を出したいという欲望と、その中にあってじゅねちゃんのボーカルの歌詞をちゃんと聞き分けられる程度に客に届けたいという思いが二つあるはずで、そのあたりの調整は今後のライブでの重要事項かもしれない。
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