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2018年1月10日

Anime Japan 2016 2日目

2016年3月27日/11:45-15:25/東京ビッグサイト 東ホール

機材を壊しまくった1日だった。コミケやゲームショウ以上に並ばされ歩かされた挙句、ようやくたどり着いた場所でヘロヘロになりながらストロボをセッティングしていたらストロボとワイヤレスレシーバーを地面に落としてしまった。しかも落とした位置がかなり高い位置でワイヤレスレシーバーはそのままダメになってしまった。

いきなりの事故でテンションを落としてしまったのが災いしたのか、その後も何度もストロボやら電池やらを落として、もうワイヤレスでストロボ発光をするのはやめようかと思ったほどだった。

とはいえそんな逆境でも得るものはある。その一番大きかったことはストロボにディフューザーをつけなくても綺麗に撮れるということだった。この当たり前のことを今更ながら発見した意味は大きい。というのも屋外撮影の最大の敵は風で、ディフューザーが大きくなればなるほど風にあおられてストロボを立てた自立式一脚が倒れる確率が高くなる。今回ディフューザーを付けずに臨んだところ、海の浜風が吹き続けていたにもかかわらず風で倒れかけることは一度もなかった。

もっとも、前述したように取りつけの段階で壊してしまったのだが…。

あとは、ストロボを使用するとポーズに制約ができることをどれだけちゃんと理解できるかだと思う。野良カメコは撮影時間が短いため並んでいる間にある程度のセッティングを済ませておく必要がある。自分に割り当てられている時間が極めて短いためだ。その短い時間ではライティングに伴う影を見過ごしがちで、家に帰ってから「ああ…しまった!」と後悔することが結構ある。

今回は腕を前に出すポーズや顔の角度には少し気を使ったつもりだったが、顔の表情による影(例えば下を向くことでできる影など)などは計算できておらず、とても表情だったにもかかわらず没になった写真が結構あった。野良カメコはいわゆるカメラマンではない。この特殊な状況下でいかにして満足のできる写真を撮れるかというある種のスポーツであり、僕はそれを楽しんでいるところがあるのだ。

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