bemod

2018年1月11日

漫画家超残酷物語

唐沢なをき/2005年/小学館/四六

漫画家超残酷物語僕は昔から漫画家の半生を描いた漫画が大好きだった。小学校の頃から島本和彦『燃えよペン』や藤子不二雄『まんが道』などを読んでいたし、その後も土田世紀『編集王』だとか小畑健『バクマン。』などを読んでいた。そういう系譜でこの漫画を読むとちょっと中途半端な印象を受ける。

というのもこの漫画を描いた漫画家が脱力系のギャグマンガ家ということもあって、そこで書かれているエピソードが良い意味でも悪い意味でも脱臼されているからだ。ノンフィクション的な体裁をとりつつ笑える話が読みたいのに、その部分をギャグのために変化させていて、そのサブカル的センスが僕の趣味とはちょっと合わなかったかなと思う。

とはいえ好きなエピソードもいくつかあって、小学生の頃に神童ともてはやされた漫画家が大人になるにつれて普通になっていく内容はかなりツボだった。

読む[漫画]  漫画家超残酷物語 はコメントを受け付けていません