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2018年1月15日

東京カメラ部2016写真展

2016年6月25日/14:00-17:45/渋谷ヒカリエ 9F

プロアマ問わず優れた写真家たちが腕を競っていると言われる(憶測です)東京カメラ部の写真展へ。僕は絵画をよく見に行くので、そっち系の系譜で言うなら現代美術(しかもかなり現在寄りの)に近い何かなのだと思う。絵画鑑賞のように、過去の芸術のコンテクストをベースに現代の美術を見ることが写真に関してもできるのかは不明。

写真の困難さは写真の現実性が撮影機材やPhotoshopなどのソフトの影響をもろに受けてしまうことだと思う。また、写真に関心を持っている人が絵画のような芸術史を念頭に置いて作品を見ることに価値を見出しているかもわからないため、「ああ綺麗!」「この写真、私も好き!」くらいの直感的な感情を越えていないような気がしなくもない。

これは僕自身がほとんど写真史を知らないことも影響していると思われる。まずはその手の本だったり美術館巡りだったりから始める必要があるのだが、残念なことに東京写真美術館は改装工事でずっと閉じたままなのである。

特別企画「写真表現の可能性」

プロカメラマン・山岸伸氏×東京カメラ部10選の菊池賢二氏、黒田明臣氏、富久浩二氏、松永亨氏とのトークショー。各カメラマンの作品を見ながら山岸氏が講評を述べるという形式だった。僕が感銘を受けたのは富久氏の作品。とにかく工夫して撮っている。Wi-Fiを積極的に使っているのも面白いと思った。

山岸氏が米米CLUBと一緒に作った写真集も紹介されていて、これはプリントした写真にさらに色を塗るという手法で作品を作っていて、これも素晴らしかった。僕自身がここ最近ずっとやりたいと思っている写真の合成と絵の組み合わせ(できればそれを漫画化したい)に対するモチベーションにもなった。

FUJIFILM「Xを使い続ける七つの理由」

東京カメラ部10選に選ばれた浅岡省一氏のトークショー。FUJIのXシリーズにこだわって作品を撮り続けている珍しい方だ。プロになればどんな機材でも写真を撮るしその中でもCANON、NIKON、SONYは鉄板のメーカーだと思うのだが、そこであえてFUJIを選ぶとういのは後発組から抜け出る一つのアイディアなのかもしれない。最も浅岡氏だって他のメーカーのカメラも使っているだろうけど…。

僕自身はFUJIのユーザーなのでいろいろ頷きながら話を聞いていた。質疑応答で誰かがストロボについて聞かれていて「カクタスを使っている」と答えていた。これはFUJIのストロボが明確にしょぼいためにワイヤレスストロボの環境をまともに揃えるにはサードパーティーに委ねるしかないという貧弱さを意味しており、実は僕もそうなのだ。ストロボまわりは何とかしてほしいと常に思う。

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