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2018年2月19日

ナンシー関の名言・予言

ナンシー関/2013年/世界文化社/四六

ナンシー関の名言・予言2002年に亡くなった消しゴム版画家・文筆家のナンシー関さんの本を初めて読んだ。その存在を昔から知りながらリアルタイムで読むこともなく、亡くなった後もずっと読まずにいた彼女の本だったが、最近、twitterで自虐的な漫画を描くようになってから、少し参考にしてみようという気になったのだ。

彼女の言葉をざっくり知りたいと思って読み始めたが、変な解説(彼女のコラムに対する編集者の解説)が逆に彼女のキャラクターを矮小化させてしまっている感じだったので、これなら最初から彼女が生きていた時代に出していた普通の本を読めばよかったと少し後悔した。

そういう偏った読後感を承知の上で書くと、正直あまりピンとこなかった。インターネットより前の時代に取り残されたコラムニストという印象がある。彼女が生きていて、インターネットのSNSの中でまた違った表現をしていたらそれはそれなのかもしれないが、ともかく今はこれくらいの言葉はtwitterなどにも溢れてしまっている。あと、今はマツコ・デラックスがいるからね。

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