bemod

2018年3月20日

ミュシャ展

2017年4月19日/11:30-13:30/1600円/国立新美術館

ミュシャ展有休をとって見に行った。

同じ場所で草間彌生展もやっていて平日でありながらチケット売り場にものすごい行列ができていた。前売り券を買っていなかった僕はチケットを買うだけで40分も待ったのだが、それだけ待ってもなお元が取れるような素晴らしい内容だった。4月の時点で今年僕が見た美術展の中ではNo.1になるかもしれない、と思ったほどだ。

彼の作品が絵画的にどう優れているのかというのはよくわからないが、彼が描いたのはスラブ民族そのものであり、穿った言い方をすれば民族独立の象徴となるようなプロパガンダ絵画でもある。そうした絵画を美術的にどう評価するのかわからなかったので、500円を追加に払って音声ガイドを聞きながら絵画を楽しんだのだが、そこで語られるガイドの内容もプロパガンダ絵画としての側面が強かったように思った。

もしもこれが日本民族を浮き上がらせるような作品として機能していたらどうだっただろうか? そんなことを考えながら見ていた。僕が 戦争と芸術 で追いかけているテーマでもあるが、日本の戦争記録画の中にもミュシャと同様のベクトルを持った力強い作品がたくさんある。ミュシャを見るその評価軸で、僕が見てきた日本の戦争記録画を見返すのも面白いかもしれない。

ミュシャ展でおなか一杯になってしまって草間彌生展は行かなかった。ミュシャ展の2倍くらい混んでいて行く気も起らなかった。

(関連)戦争と芸術

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