bemod

2019年12月13日

ジオストーム

監督:ディーン・デヴリン/出演:クレア・フォイ 他/アメリカ/2018年公開

典型的なアメリカのバカ映画。

姉の住むウェールズへ行く途中のオランダ航空の機内という極めて特殊な事情がなければこの映画は見なかっただろうと思う。SFの映像が進化しているため、いわゆるご当地(日本の銀座とか)がちゃんと描写された上で壊されていくという世界戦略を見据えた演出がなされており、マーケティング戦略のもとにきっちり作られた作品なのだなということはわかる。

それゆえに面白さに限界があるとも言えるんだが、それでもなおアメリカ映画がすごいと思うのは、この手の「世界を守る系」映画にしっかりアメリカ大統領を絡めてくる点で、それは『インデペンデンス・デイ』で戦闘機に乗って世界を救った大統領と何ら変わるところがなかった。

地球の異常気象を扱った上でそこにアメリカを絡めたらこういう映画になるというのは理解できなくもないが、一方でアメリカという国は温暖化対策の国際ルール「パリ協定」から脱退しているのである。敵を見つけてがっつり闘うことは好きだが、地味な日々の生活の中で豊かな暮らしを取り戻していく系の取り組みは苦手…というアメリカの姿を裏側で映し出した作品でもあるのかもしれない。

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