bemod

2020年10月17日

アイドルとヲタク大研究読本

ぺろりん先生/2017年/カンゼン/四六

いかにもなヲタク本。2chスラングのようなものをがっつりまとめたのは良いと思うが、深さも広さも少し足りない感じ。

もっとも僕は著者が所属しているベボガ界隈に初期の頃ではあるが少しだけいたので、ぺろりんのキャラクターもわりと馴染みがある。彼女がヲタクでちょっと風変わりであることは知っているし、その癖の強さがアンチも引っ張り込んでいる事は知っている。だからこそ、ぬるめのアイドルとヲタクの関係性の話に終止するよりも、個人的にはそうした生々しさのほうを全面展開してほしいと思ったりもするが、まぁ…それは無理だろう。

ヲタク用語のピックアップは共感できるところが多かった。あとは、アイドルへのインタビュー。これはまぁ普通かな。アイドルだからこそ聞けるアイドルへのインタビューというのは、アイドルだからこそ聞かないことのほうが多く散見されて、結果ぬるくなってしまうのはある意味で仕方のないことかもしれない。

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