bemod

2020年12月31日

ブラックフット

監督:アダム・マクドナルド/ミッシー・ペリグリムほか/2015年/アメリカ

Youtubeで「ベアアタック」で検索してわざわざ見るほど野生の動物が人間を襲う映像が好きである。変わった性癖なのかもしれないが、そういう映像を見るたびに人間というのは様々な道具や知恵で食物連鎖の最高位に位置しているが、生身の人間はあまりも非力だと知らしめてくれるからである。

この映画もまさにそうした思想に基づいて作られており、そういう意味では僕の趣向に即しているのだが作り自体は低予算のお粗末なものだった。後半にわりとキツめのグロを持ってきているのは、それくらいのグロさがないと映画の売りが存在しないからだろうが、アニマルアタック系の動画の恐怖はもう少ししずかで淡々と恐ろしい感じ(それは例えばジョーズに代表される)を作れたのではないかと思う。

このあたりの作りの上手さがB級映画なのに良い映画という評価を受けるものと、B級映画なりの映画だなという烙印を押されてしまう映画との境目なのだろうと思う。

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