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2017年11月18日

母親失格 ~ てんちむに言えなかった100個の愛

母親失格元天てれ戦士の「てんかりん」こと橋本甜歌さんが『 中学生失格 』という本を出して、お母さんが続いて本を出した。そういう意味でも異色な本だと思う。

てんかりんのお母さんは中国人で、早くに夫(てんかりんの父)を亡くしているそうだ。でも貧乏というわけではなく、かなり裕福な家庭のようだ。本を読んでいると子どもをスターにしたいという親のエゴのようなものは透けて見えるが、生活費を子どもに稼がせているという様子はなかった。

ジュニアアイドルが水着のグラビアをやる場合、それは生活費を稼ぐためにやっていると考えられていることも多く(もちろんそういう人もいるかもしれない)、その流れから児童虐待というイメージを持つ人も少なくない。また、子どもを性的なコンテンツの対象とするという意味で、判断のつかない子どもを親が先導して水着にしているのは何ごとかということも社会問題化している。

てんかりん親子の場合は、てんかりん自身が水着のグラビア仕事を嫌がっており、母親はそれほど嫌なことだとは感じていなかったようだ。このあたりのさじ加減も個人によって差があり、僕もどうだということはできない。ただ、この場合は親が積極的で子どもが消極的であることから児童虐待とみなされるニュアンスを持っているようにも思う。

しかし、これが彼女たち親子のどれほどの影響を及ぼしたのかとなると実際には大きなことではなく、むしろ親子関係や学校での友人関係、恋人との問題などがほとんどを占めている。つまり、身近な人間関係の問題がどんな状況でも最も重要なトピックになることはどの世代でもどの世界でも同じなのだろう。事実、てんかりんの日記でも家族や友人・恋人との人間関係に関する話題が大部分を占めていた。

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