bemod

2017年12月5日

催眠誘導の極意

林貞年/2006年/現代書林/新書

催眠誘導の極意3冊目の林本。もっとも『 催眠術のかけ方 』は間違えて2回読んでいるので実際には4冊目だったりもするのだが、ともかく林流の催眠術の概要はだいたい掴んだように思う。

問題はそれをどうやって実戦するかだ。ぶっちゃけこれがないと、どれだけ本を読んでもまったく意味がない。

サブタイトルは「さらに成功率アップ!「瞬間催眠術」もかけられる」

この本は技術的なことだけでなく理論的なことや、催眠術の社会史的なことも含まれていたので、読み物としてはなかなか面白かった。

催眠術は相手の無意識に語りかけているだけで、相手が反対の気持ちを思っているのに、それを反対にすることはできないということは繰り返し強調されていた。これも興味深い事態だ。相手が本来持っている無意識をどれだけ引き出せるか。とか考えるとやっぱりエロ方面しかないのかなって気もするが。

「欲望」という切り口で考えると、人は誰しも欲望を抱えているので内側に抱えている欲望の部分をぐっと前に顕在化させるということを中心に考えるといいのかもしれない。もちろんその中にはエロも含まれる。

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