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2017年12月14日

アニメーション部門優秀賞『ゴールデンタイム』(短編プログラムD+トーク)

2014年2月9日/17:50-20:00/シネマート六本木

アニメーション部門優秀賞『ゴールデンタイム』

国立新美術館でメディア芸術祭の展示を見た後、徒歩でシネマート六本木へ移動。古き良き六本木の風情を漂わせた映画館だった。見た作品は次のとおり。

推薦作品『かまくら』水尻自子
推薦作品『Professor Kliq – Wire & Flashing Lights』Victor HAEGELIN
推薦作品『古事記 日向篇』山村浩二
推薦作品『夜ごはんの時刻』村本咲
推薦作品『Communicating Vessels』Andres TENUSAAR
推薦作品『ウィリー・ウィンキー』坂元友介
優秀賞『ゴールデンタイム』稲葉卓也
新人賞『Airy Me』久野遥子

その後、モデレーターの和田敏克(アニメーション部門審査委員/アニメーション作家)さんと稲葉卓也によるトークがあった。稲葉さんはROBOTに所属しながら短編アニメを作っているそうな。この形態でアニメを作っている方はROBOTの中では他に加藤久仁生さんと坂井治さんしかいない。

…ということは、生活できるだけのお金を短編アニメーション制作で稼ぎ出している人はこの3人しかいないということかもしれない。それ以外の人はだいたい大学生の卒業制作とか、学校の先生が作ったりしているので、クールジャパンのハイコンテクストな文脈を支えるアート系のアニメーションはいまも昔も制作者の心意気だけで成立していると言っても過言ではないだろう。

今回、稲葉さんが優秀賞を受賞した『ゴールデンタイム』は最初の半年で自分一人で最初の3分をつくり、その後文化庁の助成金が出たので(しかし単年なので残り半年でやらないといけない)、他のプロダクションなどを交えて作ったとのこと。原画はオープロが参加しているそうな。

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