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2018年1月10日

第19回 文化庁メディア芸術祭

2016年2月14日/13:30-14:45/国立新美術館

2年ぶりにメディア芸術祭へ。FLASHでアニメを作っていた頃はよく行っていたイベントではあるが、アイドルヲタとしての活動が多くなるにつれて次第に足が遠のいていた。2年前の感想 を見ると、商業マンガ・アニメといわゆるアートアニメーションの両方を回収したいという試みとテクノロジーの進化による表現の深化をまとめようとしてまとめきれていない印象を書いている。

今回もそれは変わらない。とはいえ回数が19回にもなり、中途半端なまま歴史化されてしまっていることが新しい困難さを生んでいるように思った。

単純に面白いなと思ったのは、スペインのメディアパフォーマー・Marcel·lí ANTÚNEZ ROCA氏による《Ultraorbism》という作品。ベタにメディア芸術っぽいというかデジタルとアナログのパフォーマンスを融合させているそれっぽさによって、このイベントの意味みたいなものを逆照射的に確認するという感じ。

山本一彰氏による《算道》のパフォーマンスがちょうどやっていたのだが、人が多すぎて見ることはできなかった。客が一番受けていたのはしりあがり寿氏のアニメーション《Voyage de Hokusai (北斎の旅)》で、テレビでも耐えうるギャグアニメーションの強度があった。

無料ということもあって客は多い。美大生のカップルが暇つぶしにとりあえず行く場所として機能していることは間違いなく、結果としてアートを志している人の一つの指標を与えているとしたらそれはそれで意味があると言えるのかもしれないし、「で…メディア芸術って何なの?」という突込みが未だに入り続ける世界も肯定的に見ればオルタナティブを提供し続けられている企画展だと受け取れるのかもしれない。

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