bemod

2018年1月11日

幽霊塔

江戸川乱歩/巻頭イラスト:宮崎駿/2015年/岩波書店/A5

幽霊塔先日行った 三鷹の森美術館 で展示されていた「幽霊塔へようこそ展」は江戸川乱歩の『幽霊塔』をネタにしている。僕は原作を読まないまま展示を見て、家に帰った後も 図録 を読んだために頭の中で宮崎駿がアニメ化した映像が頭から離れなくなってしまった。宮崎駿恐るべしである。

というわけでやむを得ず読むことにした。この歳になって江戸川乱歩を初めて読むというのはちょっと気恥ずかしい気持ちもある。

この小説を読んでいる最中、物語がずっと宮崎アニメに変換されて脳内再生されていた。この時代の推理小説は冒険活劇という感じで素直に楽しめる。そのことがさらに宮崎アニメ化を促進してしまい、脳内ではちょっとした移動の部分も勝手にパタパタと走っていたり、オーバーリアクションで会話をしていたりと、どうやっても宮崎アニメと切り離すことができなくなってしまった。

少し前に海野十三の小説にハマっていたこともあって、僕はもしかしたら古い推理小説とか冒険活劇ものが好きなのかもしれない。ということは僕が知らない世界にまだまだ僕の好きなものが転がっているということだ。今だったら江戸川乱歩のどの小説を読んでも宮崎アニメで脳内変換される気がするので、その気分のうちに他の乱歩作品も読んでみようと思う。

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