bemod

2015年3月28日

BRACK OUT

2012年9月7日/20:30(途中参加)-23:30(途中離脱)/恵比寿 LIQUIDROOM

イベントのフライヤー

石野卓球氏やTASAKA氏らが参加する豪華なフリーイベント(19時-24時)。無銭ということもあって入場規制されるかもしれないという危機感から会社帰りにスーツ姿で現場に直行した。19時前に着いたら人が全然いなかったので、一回家に帰ってから20時半頃に再び恵比寿へ。さすがにフロアはそれなりに混んでいたけれど、予想していたよりもずっと人が少なかった。

クラブへ遊びに行く人は24時前後から行く人が多いから、その時刻に終わってしまう今回のイベントはそもそもスルーしたってことなのかな? オールナイトイベントに行かなくなって随分経つ僕には23時過ぎただけでも眠気が襲ってしまい、TASAKA氏の途中(23時半くらい)で途中離脱した。おっさん過ぎて悲しい。

今回のイベントでは一般的なクラブイベントにありがちなミラーボールが回るようなライティングはなく、ひたすら真っ暗だった。これは初めての経験かもしれない。10年ほど前に行った sounding space展 という展覧会で体験した「スーパーシート」を思い出した。もしくは真っ暗な部屋の中で行うヒーリングイベント(名前失念)とか。

LiquidRoomの外観

音楽に合わせて踊るという行為と音楽に合わせて激しく色が変化するライティングは相乗効果があり、クラブなどでは欠かせない演出だ。その片方を削ぐことによって生まれる恐怖感にも似た感情と音楽との間にどのような相互作用があるのかはわからない。今回のイベントがそういう新たな感情であったり体験であったりを喚起させたかというとそれもなかった。

ただ、真っ暗な場所が人のイマジネーションに深く作用するであろうことは想像できるので、今回のイベントの演出が効果的であったかは別として、暗闇という演出の可能性について考えるいいきっかけにはなったと思う。

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