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2012年02月29日

ミュージックDNAトーキョー 2011

2011年9月18日/12:00−21:00/渋谷O-EAST

長時間のライブイベントはDDには大変ありがたい。安いしね。しかも、このイベントはメインステージと右脇にある小さなサブステージの2つのステージを交互に使う方式だったので、セットチェンジの待ち時間がほとんどなかったのが素晴らしかった(その分、多くのミュージシャンが見れるわけだし)。

以下、感想メモ。ドルヲタのおっさん視点で。

恋−REN−

可愛いしバカリボンつけてるしでアイドル要素満載なのに、方向性としてはアイドル路線を微妙にズラしてる感じ。アイドルヲタの僕ががっつきにくい程度の距離感が保たれてる。とはいえ、今回のイベントのようなアーティスト路線の中に入ると、それはそれで妙に浮くよね。小桃音まいさんとかの路線ではないのかと思うのだが本人が嫌なのかな。

吉村かおり

カホン叩く人との2ピース。

CHICK CHICK FOR PEACE

4人組のガールズポップロックバンド(とか言ってしまっていいのかな?)。僕はこの系譜はTHE PINK☆PANDAとGacharic Spinくらいしか見てないので、なかなか新鮮だった。盛り上げ上手だしドルヲタでも全然いける感じ。

泉本麻美子

草食ラッパーのUme。さんともコラボ。アコギを従えてしっとり。

いいくぼさおり

「叫び」という曲にやられた。日本の女性のシンガーソングライターってこういうマイナー調のバラード曲作らせたら凄い人いっぱいいるよね。

幸美美佳

mimikaさんと幸美AMPさんのユニット。アコギ一本で盛り上げるあの腕力は何だ。mimikaさんは前から名前と顔だけは知っている。生で見たらめっちゃ可愛いかった。

らじるし

昼食に出たのでほとんど見れず。最後のところしか見てないけど、めっちゃ盛り上がってたよ…。悔しいので帰ってYoutubeで見たら、ニコ動的なノリのジャーゴンを散りばめたコミックバンドという感じだった。

ANEMONE is HERE

ここで最前に移動。元HIGH and MIGHTY COLORのドラムがいるという超ミーハーな情報とかも踏まえ、今回見たかったバンドの一つ。へヴィ・ロックな要素が一気に強くなってテンション上がった。といってもゴリゴリな感じではなく、ポップ路線を軸にしてる点が今の日本の主流だったりするのかな。

例えばAと呼ばれるジャンルが音楽界においてぼんやり形成されていたとしよう。そこにカテゴライズされる者たちは、そのAという枠組みの可能性を広げようとしたり、Aの中での自分たちの位置づけを上げようとしたり、はたまたAというジャンルからの脱却を試みたりするだろう。ところが、ポップ路線をベースにした時点でそうした先鋭的な欲望は薄れ、Aというジャンルはあくまで参照用として使用されるのみになる。

面倒くさいのは、あるポップ路線のバンドがAというジャンルを参照したとき、それがAというジャンルにおいて先鋭的に見えてしまうことだ。また、ポップソングを好む人たちからは、そのバンドがAというジャンルを代表しているようにも見えてしまうだろう。しかし、ここで参照されるAは固定化されたステレオタイプなイメージでしかないのだ。

ANEMONE is HEREがそうだという話では全然なく、僕がよく聴くアイドルの音楽はほとんどが何かしらのジャンルの参照によって作られているため、そうした視点から見たときの音楽のあり方みたいなものについていろいろと頭に浮かんだだけの話である。ジャンルの解消とタコツボ化が同時に進んでいる現在、もしもアイドルの音楽が先鋭的に見えてしまう人がいるとすれば、ほとんどそういう理由だと僕は思っている。話が逸れた。

Ume。

泉本麻美子とのコラボに続いて2回目の登場。草食系ラッパーって何だろうなぁ。その弱めのスタンスでB-Boy ParkのMCバトルに出てくれないかしら。

DAZZLE VISION

女性ボーカルのデスボイスに度肝を抜かれたw ANEMONE is HEREを見てた時に考えてたことが全部吹っ飛んだよ。デスボイスと伸びやかな美声を使い分けてて、そのスキルの高さに圧倒されっぱなしだった。

この日はシンガーソングライターが多数出演していたこともあって、大人しいお客さんも最前付近で見ていた。そのため、モッシュしたいDAZZLEファンと大人しく見ていたい他の客の妙な温度差が面白かった。アイドルヲタなら最前はそのファンに譲るという慣習ができていて、推しのアイドルが出るたびに客が自主的に入れ替わるんだけどね。

yosu

めっちゃ綺麗! あまりに綺麗なんで家に帰ってネットで調べてみたら、映画の主演もされているそうな。でも、モデル出身とかではないみたい。静岡は美人が多いとかニコ生で誰かが言ってたが、本当かもな。

GalapagosS

女の子に超人気。前の職場にサイコ・ル・シェイムの追っかけをやっていた子がいたが、あの子ならこういうバンド好きかな? それとも嫌いかな? …みたいな他人頼りの価値判断しか僕にはできない。プラスチックスとカスケードを足したような雰囲気があるようにも感じられる。もしくは、レコライド的なエレクトロとの融合とはまた違ったニューウェーブの進化系。その程度のボキャブラリしかないので、やっぱりよくわからない。でもなんか激しくて、前のめりで、とても「現在」を感じさせるバンドだった。

安定感ありすぎの3ピースw プロレスで言うところのストロングスタイルで、新日というよりは全日(馬場さんのいた頃の)といった感じ。歌はうまいし、笑えるし、音はファンクだし、ロックだしで、僕みたいなおっさんでも楽しめる。グルーブで楽しませられるバンドって決して多くないと思うので、そういう意味でもおっさん得であった。

Michiru

元AKBというだけでドルヲタ的には得なわけで、最前がっつきしますわなw ただ本人はそういうところからは遠く離れてやってらしく、しっとりした感じの曲が多かった。ザ・シンガーソングライターという感じ。女性のシンガーソングライターってしっとりバラードに偏りがちだけど、小谷美紗子ヲタとしては、Michiruみたいな人が激しい曲を歌ったら絶対面白いのに!とか思ったり。ま、余計なお世話ですけどね。

mimika

やる気!元気!mimika!ってくらいはっちゃけたライブ。幸美美佳としてのほんわかしたアコギのライブも楽しいけど、強めのmimikaが楽しすぎた。女性のソロでここまで元気で楽しい雰囲気出せる人もなかなかいない気がする。

装置メガネ

FQTQさんなのかと思ったら、さらに強めの別キャラの人だった。

アーバンギャルド

本日のトリ。メインボーカルの二人のキャラといい、中二感に溢れた歌詞といい、ネタに走りすぎてない曲といい、そのすべてが楽しかった。MCの二人の掛け合いも楽しいし、二人と客との関係性も楽しい。

バンドのコンセプトが強すぎるので、音以外での作り込みを嫌う人にはアレかもしれないが、エンターテイメントとして素晴らしいと思う。若い女子だけの楽しみにしておくのはもったいないね。あと、ファンの旗振りの効果。さくら学院の旗振りもそうだけど、旗が振られてると穏やかな雰囲気が醸し出されて面白い。

Posted by Syun Osawa at 23:10

2012年02月22日

東京ゲームショウ 2011

2011年9月15−18日/10:00−17:00/幕張メッセ

17日にカメコとして参加。

ゲームはPlayStationの「パラッパラッパー」を最後にまったくやっていない。だから、ゼロ年代以降のネットゲームとソーシャルゲームの進化にはほとんどついていけていない。今では多くのRPGやシュミレーションゲームがネット対応型になり、ネトゲ廃人と呼ばれる人種まで生み出した(芦崎治『 ネトゲ廃人 』)。また、ソーシャルゲームはコアなゲームファンだけでなく、普段ゲームをやらない層まで取り込んで拡大している。今回のイベントでも、ひときわ大きなブースを展開していたのはソーシャルゲームを展開するGREEだった。

これらのゲームにも共通するのは、自分以外の他者とネットワークを通じてコミュニケーションをとっている点だ。ゲームの中の非日常を他者とコミュニケーションをとりながら体験するという行為は、仮想現実の現実性をより高める効果があり、コミュニケーション依存体質の現代の日本人にとって退屈な日常を補完するものとして充分すぎる効果を発揮しているのだろう。

とはいえ、ゲームの市場自体は縮小傾向にあるそうだ。その一方で、ゲームショウの来場者は今回、過去最高を記録を達成したそうで、イベントに参加する人の数は増加傾向にある。こうした事態は、ゲームの仮想現実がイベントというベタな現実性を超えられないということを示しているのか、評論家の宇野某氏が言っているように「仮想現実から拡張現実へ」ということを示しているのか、興味深いところである。

で、カメコの話。

ゲームショーはモニターに映るゲームがメインなので、基本的に会場は暗い。そのためフラッシュは必須なのだが、コンパニオンが立っている位置が暗いところなのか、明るいところなのかでも全然違うし、バックがモニターなのか白い壁なのかでも仕上がりが全然違ってくる。そのため、何も考えずにフラッシュを炊いて撮った写真は、成功と失敗の差が大きく出てしまった。

コスプレ広場はまさにカオス。並びで写真を撮らせてもらっているカメコの脇から堂々と動画を撮る人がいっぱいいた。しかも、レイヤーさんの許可もなしにローアングルで盗撮まがいのことをしてる人もいて、普通にタイーホレベルではないかと。撮影環境としては、日なたと日陰の明るさが違いすぎて、しかも屋内の企業ブースともまた違ったので、素人の僕には難しすぎた。安物のカメラだけに、そのあたりの設定をキッチリしないと本当に残念な画質になってしまうのだ。

カメラはイベントに行く度に新たな壁にぶち当たってとても楽しい。

Posted by Syun Osawa at 01:59

2012年02月19日

博麗神社例大祭SP2 & ボカロフェス03

2011年9月11日/10:30−18:35/東京ビッグサイト

東方オンリーの大型イベント。僕は1つのジャンルや作品に特化した中小のオンリーイベントってほとんど行かないので(2年前に ボーマス11 に行ったくらい)、東方のイベントがここまで大規模になっていることさえ知らなかった。

オンリーイベントだけあって、東方愛の強い人が多いね。ボカロフェスも併催されていたので、コスプレ関連ではミクやらカイトのコスをしている人もたくさんいたんだけど、作品への愛情っていう意味では東方のそれが上回っていた印象。

以降、ちょっと面倒くさい感想。

この日は、会場に大きなメインステージが設置されていて、そこで様々イベントが開催されていた。その中でも最後のライブイベントの盛り上がり方がヤバかった。僕が見たのは、Silver Forest、Sound CYCLONE、幽閉サテライトの3組(所用で君の美術館は見れず)。

彼らの音楽はジャンルは多岐にわたっている。しかし、東方というフレームの中であれば、その音楽がテクノだろうが、ジャズだろうが、ロックだろうが、それらすべてを観客は受け入れることができる。この点がジャズフェスやロックフェスとは決定的に異なる点である。

さらに、東方とボーカロイドでも若干異なるところはあると思う。ボーカロイドは初音ミクというキャラクターが世界観を持っていないため、曲にはキャラクター性だけが付加される(世界観はそれぞれの歌詞に帰属する)。それに対して、東方は世界観を持っており、そのことが曲だけでなく演奏者にも影響を与えている。よーするに「東方っぽさ」を作り手と受け手が同時に追い求めているため、そのことによってさらに「東方っぽさ」が再帰的に熟成されているのだ。

以上のことから暴力的に話を飛躍させると、ボカロ系は「ニコニコ動画経由でコスしてみました」的なゆるさがあるから門戸は広いけどコミュニティ感は弱い。一方で、東方はより深くその世界にコミットしないとその存在すら知ることはできないため、ボカロ系よりコミュニティ感が強くなる。コミュニティという観点で見れば、このコンテンツの需要の仕方にはそれぞれ違った特徴があるように思った。

で、カメコの話。

今回のイベントではコスプレスペースも室内に設置されていた。ライブが始まるまでの少しの間にカメコをさせてもらったのだが、室内が暗く最適な設定が上手くつかめないまま時間ばかりが過ぎていった。前のイベント で買ったTAMRONの「SP AF 17-50mm F2.8 XR DiII VC」を使用したので、狭い撮影スペースでも画角的には問題なかった。

問題だったのはシャッターとのバランスで、これは本当にわからなかった。kiss X4はAVモード(絞り優先)で撮るときにシャッタースピードの限界設定ができないので、1/60秒くらいまでのスピードを維持するためにはマニュアルモードで設定するしかない。しかも、室内は光の量が場所によって全然違うので、撮影場所を変えるたびに設定し直す必要がある。経験不足の僕にはそのときの最適値が感覚的に掴めていないのだ。うーむ。やはり露出計を買うしかないのかな…。

最後に戦利品。

あるちゃ〜む『TOUHOU PEANUTS』
過多翼の天使『フランちゃんの家庭教師(1) 初等整数論(上)』
過多翼の天使『フランちゃんの家庭教師(2) 初等整数論(下)』

『TOUHOU PEANUTS』はスヌーピーの東方パロディでかなり完成度が高い。ただ、僕が東方のことを何も知らないと痛感したので、帰りに紀伊國屋でZUN氏の『東方求聞史紀』(一迅社)を購入した。

Posted by Syun Osawa at 01:49

エロコスマニアックス vol.02 第2部

2011年9月10日/14:00−16:30/秋葉原 通運会館

カメコにハマってよりディープな世界へ。

このイベントは、ライターの某氏が「コミケから追い出されたエロコスのROMレイヤー達が集まってイベントやると聞いたので行ってみたら、反省するどころか相変わらずエロの自主規制なしでこいつら懲りてないな」的な記事を書いて話題になった。そのおかげで、twitterでも「コミケの文化を壊す不届き者を許すな」といった流れまでできてしまった。

残念なおっさんヲタの僕からしたら正直「なんだかなぁ〜」感が拭えないよね。エロなんてコミケの伝統だし、同人のエロマンガに比べたらはるかに抑制の効いているものがほとんど。しかも規模だってたいして大きくない。もっとも法律的な何やらが影響するのかもしれないが、逮捕者もいない状況でネット世論による過剰な自主規制で窮屈になっていくのは何だか寂しい。

イベントは10時に1部、2部、3部のチケットが発売される仕組みになっていた。事前予約がなかったので相当な人数が並んでいるのかと思いきや、それほど人が多いというわけでもなく、ほとんど並ぶこともなく予約が完了した。僕は2部に参加。本当は1部にも参加予定だったが、現場を見たら囲み撮影で距離が固定されていたので、50mmの単焦点では無理だとわかり、急遽ビッグカメラにレンズを買いに行ったのだ。

買ったのは、TAMRONの「SP AF 17-50mm F2.8 XR DiII VC」という安物のレンズ。本当はシグマ「17-50mm F2.8 EX DC OS HSM」を買うつもりだったのだが、シグマの半値くらいで、ネットでの評価もそれなりだったので決めた。こういうときにすぐにネットチェックできるスマホって本当に便利。

ただ、買っていきなり使ったこともあって、使いこなせてない感ありまくりの微妙な写真を量産してしまった。せっかくつくしさんとか有名レイヤーさんがいっぱいいたのに残念。あと、今回のようにモデルとの距離と場所が固定されてしまうイベントでは、位置取りが最重要だということを学んだ。野良カメコには甘い撮影環境などないのだw

Posted by Syun Osawa at 01:46

2012年02月14日

abura derabu vol.20

2011年9月8日/19:00−22:30/渋谷 O-EAST

クリプトシティ、toe、Joe Lallyのスリーマンライブ。何でこの三組なのか、音楽界のパワーバランスに疎い僕にはまったくわからなかったw

オープニングアクトはクリプトンシティ。僕は名前すら知らなかったw 元ナンバーガールのベース・中尾憲太郎氏が率いているバンドだそうな。ボーカルの人がすげー麻原感が出ていて野太いロックの音とシンクロしてた。ナンバーガールの音ってダサいけどセンスあるみたいな、ギリギリ中二感覚に支えられていた気がするんだけど、そういう繊細さからは遠いところに突き抜けてる感じが楽しめた。中尾氏も本気でこけてたし。

続いて、toe。彼らのCDは全部聴いていたこともあって、ライブを見る準備だけはずっと前から整っていた。だから、ファーストコンタクトの印象は「やっと出会えたぜ!」だった。エモいおっさんにやっと会えたって喜んでるのがこれまたおっさんというね、音楽業界の高齢化といいますかマッチポンプ感がこれまた日本というわけで。

で、最後にJoe Lallyが登場。Fugaziの元メンバーという知識しかない僕には若干ハードルが高かった。ぶっちゃけハードコアパンクではない感じ。ゴリゴリの音楽をやってるグループのメンバーがソロでは違った雰囲気でやるとかよくあるので、「そういう感じなの?」みたいな見当違いのことまで思う始末。

ギターの人が女性で、しかも坊主だったことがこのバンドの最大のインパクトだった時点で僕の音楽理解は知れているのだ。それでも女性の坊主っていいよね。それだけで推せる気がするw 日本では瀬戸内寂聴さんがまだまだ坊主の女性のイメージを牽引している気がするので、坊主女子もそのうち流行しないかな。

Posted by Syun Osawa at 01:32

LIVE! Blow up!!

2011年9月6日/20:00−22:00/南青山 Velours

宮脇詩音、SAWA、Aira Mitsukiによるスリーマンライブ。

南青山なんてオシャレすぎておっさんには辛い。しかも、開場のVeloursってライブハウスじゃないし、客席には普通にテーブルと椅子が並んだままになっていたので、最初どこに座っていいかわからなかった。ディナーショーって行ったことないけど、こんな感じなのだろうか?

最初の宮脇詩音さんの時はみんな酒を飲みながら座って見ていて、僕以外の人もどこか居心地が悪そうだった。たぶん誰もこんな雰囲気でライブを見ることなど想定してなかったんだろうなぁw 次のSAWAさんが客を強制的に立たせてくれたから、後半は普通のライブみたいな感じの盛り上がり方に(テーブル席でみんな立ってるので変な感じではあったが…)。

SAWAさんは今回が初見。MCが面白かった。おっさんになってくると、ちょっとSっ気のあるオラオラキャラのトークが妙に可愛く思えるてくるから不思議だ(Negiccoとかもそうか)。曲もいい感じだった。

結論、SAWAは推せる(キリッ

Posted by Syun Osawa at 01:29

2012年02月10日

OTOTOYアイドル研究室 夏休みスペシャル

2011年9月4日/19:30−21:30/UPLINK Factory

初BiSは、謎の地下講習会(ライブ付き)だった。

元□□□の南波一海さんが講師をつとめ、BiSのメンバーが生徒になり、客と一緒に講習を受けるという定期開催のイベントだそうな。今回は「アイドル自由研究発表会!」というサブタイトルのついた特別授業で、BiSのメンバーがアイドルについて調べてたことを発表し、それを柳田久美子さん、松隈ケンタさん、2丁ハロの面々が講評するというスタイルだった。

BiSリーダーのプー・ルイを最後に見たのが、昨年の EXTRAVE!!! で、このとき彼女が来年は「グループアイドルになる」って言っていた。それがおそらくBiSなのだと思われる。客とスタッフがサブカルっぽい感じの人だったのに、メンバーは意外とそうでもなくて発表の内容も普通だったので、その微妙な距離感みたいなのを楽しむのがおっさんヲタにはグッドセレクトなのかもしれない。

とりあえず、初見の僕には今回のイベントだけでは楽しみどころのツボがわからなかったので、できるだけ早くライブを見ようと思う。

Posted by Syun Osawa at 02:55

Saori@destinyワンマンライブ

2011年9月3日/19:30−21:30/渋谷 Glad

愛乙女★DOLLのライブ に続いて本日ラスト3タテめ。

7月の Aira Mitsuki×Saori@destinyライブ ぶり。

新譜以降のライブとしては、7月にSaoriのワンマンとAiraとのツーマンでかなりお腹いっぱいになっていたりするのだけど、それでも行くのがヲタってもんです。序盤に「ロスト」から「ステンレス・スターライト」の展開という僕得な展開があった。この曲は歌詞が好きで泣けるのよね。

Saoriの曲は本当に歌詞が上手くハマっていて、ゼロ年代の水平な日常(空気系とも言えるかな)における恋愛感だったり、女の子の素朴な気持ちだったりが上手く表現されている。チャットモンチーの歌詞なんかもそうだけど、成長神話(ビルドゥングス・ロマン)のない世界を前提した歌詞というのは、おっさんヲタの僕には発想することさえ難しいので、いつも感心させられるのだ。

ところが、6月に発売されたミニアルバム『Domestic domain』は3月の震災の影響もあってか、そういう水平感覚が薄れている。それがダメというわけじゃないんだけど、目詰まりな感じが僕には少し息苦しい。

Saoriのライブの良さは、上に書いたような面倒くさい部分を取っ払ったところにあるので、後半の「EZ DO DANCE」から「I can't」の流れのような攻撃的なダンスミュージックを提供してくれたら僕はそれだけで満足だったりもするのだ。「EZ DO DANCE」を聴くたびに、小室哲哉の音楽を最も正しくアップデートさせているのはSaori@destinyだと確信させられるので、こちらの方向でも何かしらの新展開があればいいね。

Posted by Syun Osawa at 02:49

2012年02月08日

exPoP!!!!! vol.53

2011年8月25日/19:00−22:00/渋谷 O-nest

出演者は、大知正紘、ヘンリーヘンリーズ、よしむらひらく、uminecosounds、hotal light hill's band。よしむらひらくさんの歌声とか印象に残っているはずだが、これを書いているのが半年後!ということもあって、実はあんまり記憶にない。

一方、7月のexPOPはわりと記憶に残っていた。たぶん8月にイベントに行き過ぎたせいだろう(初老のボケという気もするが)。後に何度も遭遇することになるuminecosoundsは今回が初見だったのかもしれない。

Posted by Syun Osawa at 01:08